2014年9月8日月曜日

ハワイの土産


盆に家族でハワイへ出かけたN君から土産にラム酒を1瓶もらった。

ラム酒といえば、かのヘミングウェイがいたく好んだ酒で、ジャマイカとかプエルトリコとかキューバとか、カリブ海方面を中心に中南米で造られている酒と思っていたが、ハワイでも造られていたのである。カクテルベースに用いられることが多いらしいけれど、カクテルを飲みつけていない老生には縁の薄い酒である。どう飲んでよいのか分からないので封を切るのをためらっていたが、そのままオンザロックかソーダ割りで飲めばよろしいのでは、と思って昨日栓を抜いた。

ハワイ土産のラム酒
ラム酒にもいろんな種類があるようだが、この瓶は「GOLD」とラベルに大きく書かれてある。色は薄い琥珀色で、香りを嗅ぐとスピリッツ特有の鼻を刺す匂いがする。度数は40度とウィスキー程度なので、そう強いとも言えない。早速、一杯はストレートで、もう一杯はソーダ割で飲んでみた。殆どクセというものがない、スッピンの味わいである。ウォッカやマオタイ酒を飲んだときもこんな感じだった。

ラム酒を使ったカクテルでは「モヒート」というのが流行りだそうである。先日、BSで「酒とつまみと男と女」という番組を見ていたら、登場した酔客と不良隠居と聞き上手の3人が、とあるバーでこの「モヒート」を注文していた。どんなテイストなのか、そのうち一杯試してみなければなるまい。

近頃、デスクの下に常備しているのはシェリー酒で、食後に極少量、舐めるようにして味わっている。ペドロヒメネスという葡萄で造られた真っ黒でどろっとした濃厚な甘味酒だが、これが酒かしらん、と頭を傾げるほど猛烈に甘い。

世界には色んな酒があって、老生は諸事に憂き心を優しく愉しく慰めてもらっている。ありがたいことである。

                      (2014年9月8日記)

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