関西の7月は鱧の季節。
近くの魚屋へ出かけて行って鱧を一匹買って来た。
早速、半分に切って、湯引きして、梅肉を乗せ、熱燗できゅっとやる。
湯引きの鱧は白い身に赤い衣をまといながら、くるっと反身になって皿の上に並んでいる。
魚屋の大将の丁寧な包丁捌きが嬉しい。
ほろ酔い加減になったところでご飯が炊き上がり、残り半分を蒲焼にして、庭の菜園で採れたなすとピーマンの素揚げとともにタレをまぶして丼にする。
今の季節を感じさせてくれる鱧は貴重な旬の魚。
湿りがちな梅雨の蒸し暑さを鱧の柔らかい白身でさっぱりと凌ぎたい。
鱧焼けて いつまで夫の ひとり酒 村上 光子
肩張らぬ 暮し身に付き 鱧の皮 藤井 紅於
(2014年7月3日記)
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