2014年7月26日土曜日

黄金虫と葡萄


黄金虫は金持ちだ
金蔵建てた蔵建てた
飴屋で水飴買つて来た

黄金虫は金持ちだ
金蔵建てた蔵建てた
子供に水飴なめさせた

 ー「黄金虫」 野口雨情作詞、中山晋平作曲ー


葡萄の葉陰に黄金虫
黄金虫は金持ちで、金蔵建てた蔵建てた、と歌われて、黄金虫がやって来る家にはお金が溜まるそうだけど、わが家にやって来た黄金虫はぶどうの葉を齧って食べてしまい、丸坊主にしてしまった。

冬の最中に庭に植えた「巨峰」の苗木が芽を吹き、葉を広げて大きく生長し始めたので喜んでいたら、ある日、突然、葉が齧られ、あっという間に丸坊主になってしまった。これは一巻の終わりかとがっかりしていたら、しばらくして、また新しい芽が吹いて葉が生長し始めたので、ほっとしていたら、またある日、突如として新芽が食われ、葉が齧られた。その時、よく見ると葉の裏にこの黄金虫がいたのだ。

黄金虫は葡萄の葉を食べる
殺生は仏道において禁じられているけれど、老生はこの黄金虫を両手で捕まえ、地面に置き、足で踏みつけて殺してしまった。葡萄の生長のためには仕方がない、合掌。でも、黄金虫を殺してしまったのだから、これで金持ちには絶対になれなくなってしまった。

ところで、この童謡の歌詩には水飴が出てくるけれど、金持ちの黄金虫がどうして水飴なんかを買ってきて子供になめさせるのだろか?これがよくわからない。子供の頃から変な歌詩だなと思っていたが・・・・今もってよくわからない。


    葡萄の葉まだ食ひ足りぬかや黄金虫                               
                       
                                                  (2014年7月26日記)

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