2013年9月3日火曜日

ポスト考


 半年ほど前から「チラシ投込み」という
①横にのびてオープンなもの
アルバイトをしている。A4ほどの大きさのチラシを一軒一軒ポストに入れて回るのである。配る範囲は自宅周辺の約五百戸。
 
 この仕事をして思ったのは、ポストにはいろんな形状ものがあり、投函しやすいものもあればそうでないものもあるということだ。
 
 ポストを受け口の位置と形状で分けると次の4種類がある。
  ①横にのびているもの 
  ②縦にのびているもの
  ③前面にあるかまぼこ型のもの
①横にのびて蓋があるもの
  ④上面にあるボックス型のもの


 最も多いのが、①横にのびているもので、これには口に蓋がついているものとオープンなものとがある。蓋がついているものには、少し力を加えて内側に押開くものと、軽く開くものとがある。外側へ開くものもある。口のサイズには大小あって、A4のチラシは小さい口だと短辺からしか入らない。

 次に多いのが、②縦にのびているもので、これはすべて蓋というか扉がついている。扉は内側に開くようになっていて、右開きと左開きがある。

 ③前面にあるかまぼこ型のものは、前面にある扉を開ける。
②縦にのびているもの

 ④上面にあるボックス型のものは、上にある蓋を開ける。

 投函するものからすると、一番歓迎するのは、①横にのびて口がオープンなもので、片手で放り込めるし、チラシがすっと底に落ちるので安心感がある。蓋があるものは開くのに一手間かかるので、軽い場合はまだよいが、重いものはすこし面倒である。

 ②縦にのびているものは、投函する人の利き腕いかんによって左右どちらかが入れにくくなる。またポストの左右どちらに立って入れるかによっても違ってくる。その上、入れたチラシがすっと下に落ちずに立ったまま不安定になるのもよくない。しばしば扉に挟まれてはみ出すことがある。

 ③前面にあるかまぼこ型のものは、①横にのびて口に蓋のあるもの、と同様の手間がかかる。
 ④上面にあるボックス型のものは、開口部が広く、上から入れるので入れやすく、
③前面にあるかまぼこ型のもの
チラシの落ち着きもよい。

 以上をまとめると、受け口の形状による投函しやすさの順番は次の通りとなる。
1 ①横にのびてオープンなもの
2 ④上面にあるボックス型のもの
3 ①横にのびて蓋があるもの  
  ③前面にあるかまぼこ型のもの
4 ②縦にのびて利き腕側にあるもの
5 ②縦にのびて利き腕と反対側にあるもの

 また、ポストが家のどの位置にあるかも重要で、道路に面しているかいないか、面していない場合は、どのくらい離れているか、その間は平坦か、階段か。手が届きやすいか、伸ばさないといけないか。周りにフェンスや草木など障害になるものがないか、等によって投函のしやすさは違ってくる。

 もちろん受領者にとっては受領物を安全に保管
上面にあるボックス型のもの
できるか、取り出しやすい形状か、取り出しやすい所にあるか、という点が重要であることは言うまでもない。

 こうしていろんな形のポストにチラシを配りながら、半ば散歩気分でそれぞれの家の玄関や庭の草木を愛でて回っている。これもなかなか楽しいものである。
                       
                  
ポストの前に草があって入れにくい
   (2013年9月3日記)

木があって手が届きにくい





  


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